今回の記事は夢についてのDVDの紹介です。

 

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『幸せの力』

監督 ガブリエーレ・ムッチーナ  配給 ソニーピクチャーズ   キャスト ウィルスミス

【DVD作品の概略】

医療機器事業の失敗によりホームレスとなったが、超難関の株トレーダー養成コースを経て一流証券会社に就職し、アメリカンドリームを成し遂げた実在の人物(クリス・ガードナー)の半生と彼を支えた息子との心の交流を描く人間ドラマ。息子役には主演ウィル・スミスの息子ジェイデン・クリストファー・サイア・スミスが抜擢。

 

どん底男のアンテナに引っかかったコピー

DVDのパッケージにはこんなキャッチコピーが書かれていました。「どん底から這い上がった男の奇跡の実話」ウィルスミス主演『幸せのちから』その頃、本当にどん底だった私は迷わず購入しました。約2時間の間、かぶりつきで画面に見入っていました。全編を通して、穏やかでハッピーなシーンは僅かしかなく、ハラハラの連続なのですが、それでもクリス・ガードナーの、どんな不幸にも挫けずに挑戦し続けるタフな姿は胸に迫ってきて、心打たれました。

【作品あらすじ】

五歳の息子・クリストファーと妻・リンダ(とともにサンフランシスコで生活するクリス。生活は困窮していたが、クリスは医療機器のセールスに励み、生活を立て直そうと必死で働いた。しかし家賃の支払いすらままならず、疲れ切ったリンダも限界に達してしまい息子を連れて出て行ってしまう。28歳になるまで実の父と会った事すらなかったクリスは、息子に自分と同じ思いをさせまいと心に誓い、彼を自分のもとに引き取る。

しかし生活は悪化の一途を辿り、父子はモーテル暮らしを強いられる。そんなある日、クリスは街中で真っ赤なフェラーリを颯爽と乗り付けた高級スーツの男を見かけ、声をかけた。「どうすればあなたみたいに成れるんだい?」男は株の仲介人で、聞けば学歴がなくとも証券会社のインターンをして選抜に合格すれば正社員採用の道が開けるというのだ。しかしインターンの為、無給で6ヶ月の実地研修を続けた採用されるのは20人の内のたった一人という厳しい道であった。

今の生活から愛息子とともに抜け出す為にはこれしか無いと決め、クリスは勉強と顧客開拓に励んだ。一方生活は益々困窮し、2人は、ついにホームレスにまで身を落とす。駅のトイレや教会の宿泊斡旋所などを渡り歩き、疲弊しつつもユーモアを絶やさない二人。そしてクリスは6ヶ月の研修期間を乗り切り、採用者の資格を見事に勝ち得た。未来が開けた喜びを噛み締めながら、クリスは息子を抱きしめた。

 

 

思わずハッとする、

夢を自分の手で守れという主人公の言葉

 

作品中で特にこの言葉がしびれました。

「何かをやるのが無理なんて、誰にも言わせるな。パパにもだ。いいな。夢があるならその夢を守れ。自分で何かを出来ないやつは、ヒトにも出来ないと言う。欲しいものは自分で掴め。何としても。」

「夢があるならその夢を守れ。欲しいものは自分で掴め。何としても。」挫けそうな時、この言葉に随分励まされました。“夢は守る”ものであり“掴むもの”なのだと。

この『ユメナビ』を読んで下さっている方で、夢を持っている方はその夢を大切に守って下さい。そして、例えば就職活動を頑張っているのに、上手くいかないんだよね、というような方は、特にこのDVDを観て少しパワーをチャージして頂ければと思います。そもそも夢を叶えるなんていうのは、最初から簡単ではありませんから、上手く行かないのは当たり前ぐらいに思っていたほうがいいのかもしれません。

「それでもなお、挑み続けなさい」と実際のクリス・ガードナーさんなら言いそうですね。