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こんにちは、夢ナビゲーターの稲石です。

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本日より、新しい企画をスタートします!!

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企画と言っても、いたって個人的な思いつきですが、
夢ナビゲーターが選んだ名作映画を題材に夢について考えます!!
ひとまず【洋画編】
第1便から第5便までお届けします。

第1便 『LIFE』

【バックヤード】
監督・主演 ベン・スティラー
ジェームズ・サーバーの短編小説「ウォルター・ミティの秘密の生活」を原作とする
ダニー・ケイ主演映画『虹を掴む男』のリメイク作品。

 

【あらすじ】

主人公のウォルター(ベン・スティラー)は伝統的フォトグラフ雑誌『LIFE』誌編集部の
ネガフィルム管理部で働く真面目な男。青年期に父親を亡くしてからは一家を支えるために
仕事をして、地味に生きてきた。幼い頃にはスケートボードが得意で、大会で優勝するほどだった。
現在の彼は42歳、
つつましく生きてきた彼の人生が、LIFE誌の廃刊によって一変する。
ウォルターは人員整理のために現れた男テッドに最終刊の表紙で使うネガの提出を求められたが、
事前にLIFE誌の廃刊を知らされていた、表紙写真担当の写真家ショーン※が指定したネガの25番だけが
見つからなかった。
※LIFE誌の表紙を飾る、写真家ショーン・オコンネル(ショーン・ペン)
 命を顧みない冒険家であり、フォトジャーナリスト。
その25番ネガを求めて、現在でも撮影の旅を続けるショーンに会いに、ウォルターは会社を飛び出して
旅に出る。
そこから、LIFE誌の標語(スローガン)を地で行くような冒険の旅が始まり、ウォルターは
忘れかけていた少年時代の夢、バックパックを担いで自分を追い求める旅をした青年期の頃の気持ちに
舞い戻っていく。そして今は亡き父の「夢を持ち、自由に生きろ」という思いに改めて気がつく。
【LIFE誌のスローガン】とは
世界を見よう
危険でも立ち向かおう
壁の裏側を覗こう
もっと近づこう
もっとお互いを知ろう
そして感じよう
それが人生の目的だから
自分の知らない世界を見てみよう。
危険を感じても挑戦してみよう。
疑問があれば覗き込んでみよう。
もっと近づいて見てみよう。
互いを知ろうとしよう。
心で感じよう。
それを積み重ねるのが人生なんだ。

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見所、そして夢のある人生とは

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【見所】
◆想いを寄せている同僚の女性シェリルとの関係もウォルターにとっては大事なことでした。
 理解しあえる女性と出会い一緒に過ごすことも彼にとっては冒険であり安らぐ時間なのでしょう。
◆ショーンペン演じるショーン・オコンネルの語るセリフが、本質を突いていて心に響きます。
例えば、滅多に現れないユキヒョウをファインダーで捉えても、シャッターを切らずに

「時々ね、もしその一瞬が

 俺の好きな瞬間なら、

 その一瞬を大切に味わう。

 今を楽しむ。」

と言い、かけがえのない一瞬を形に残すのではなく、味わうことで、味わい尽くし
高次の体験へと昇華させるという時の使い方が垣間見えます。
また、この時のショーンペンの演技も重厚でたまらなく素晴らしいものでした。
デッドマンウォーキングの時の演技も素晴らしかったですが。
◆日々の生活と仕事でいつの間にか忘れてしまった、夢を持つこと、自分らしく生きることについて
 改めて考えさせてくれる映画です。作中ではウォルターがショーンを探す旅に出ると、
 酔っ払いの操縦するヘリコプターに乗り込み、海に落ち、サメと格闘し、
 長く急な下り坂をスケートボードで滑ったり、火山の噴火に追いかけられたり、
 バックパックを背負って雪山にアタックしたり、と激しくも充実した冒険に遭遇します。
 その間に少しづつかつての自分を取り戻していったのでしょう。
その場面からはいくつになっても人は夢を持ち、成長し、学び、感じることができることが伝わってきます。
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最後に

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主人公のウォルターは表情も精悍で男らしくなり、癖だった空想癖も収まり、
大切な女性に想いを伝え、一緒に歩くことになります。
この作品を総じて、実にアメリカ映画らしい要素が詰まっていると思いました。
地味な主人公が冒険の旅に出て、困難に会いながらも目的を果たして、昔の自分を取り戻す。
そして主人公をサポートする魅力的な友人や恋人、愛に満ちた家族の支えなどがあり、
生まれ変わった人生をやり直すというシンプルなストーリー構造。
この作品に関しては、私の好きだった80年代90年代のヒューマンドラマを中心とした作風を踏襲したような
展開で好きでした。

主人公ウォルターは、新しい夢を見つけ、新しい自分を発見し、最愛の人達と

今を大事にして人生を歩んでいくことでしょう。

映画『LIFE』オフィシャルサイト

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